こんばんは。
今日は経済と投資に関する話を少し。
アメリカは5月の雇用統計が思ったよりも悪かった事を見通して市場も伸び悩むかと思いましたが、前倒しの利下げの影響で少し持ち直し…したものの材料に乏しい状況下ではやはり下降してきました。
日本経済への影響としては、思ったよりも円高が進んでいない事を考えると、イラン外遊の安倍総理の動向は気になるところ。
G20もありますし目が離せませんね。
外国為替をやるには少し難しいタイミングになっています。
個人的には今は待ちのタイミングかなと。
損切りラインさえ決めてしまえばスイングで突っ込むのも面白い気はしますけどね。
話をタイトルに戻します。
利用可能性の誤謬と再現性
なんだそりゃと思ったかもしれません。
聞き慣れない言葉だなーと思う方もいるかもしれませんが、ギャンブルをする方や投資をやっている方なら聞いたことあるかもしれません。
簡単に言うと、確率論と統計学と人間の心理の話といったところです。
言葉の意味を砕いて説明していきます。
利用可能性とは
ある事象が起きる確率や頻度を考える際に、最近の事例やかつての顕著な事例を思い出し、評価すること
誤謬とは(ごびゅう)
論証の過程に論理的または形式的な明らかな瑕疵があり、その論証が全体として妥当でないこと。つまり、間違っていること
難しい文章になってしまいましたが、噛み砕いて説明すると、以前同じようなことがあった時はこうだったから今回もこうだろうという人間の心理的に陥りやすい間違い
といったところです。
ギャンブルなんかだとよくあるのではないでしょうか?
「このパターンは前にもあったから、こうなるはず!」というような思い込みからくる行動です。
では再現性は?
同一の特性が同一の手法により発現するとき、その結果の一致の近さのこと
良く再現性が高いといいますが、利用可能性と違い、論理的に再現をさせることができるもの。
つまりどういうこと?
つまり…
投資家やギャンブラーが陥りやすい誤謬ですが、心理的に再現可能だと思う事は危険
という事です。
この罠に陥る人は失敗します。
再現性を狙うには確固たる証拠が無いといけません。
本質を無視すると痛い目に合うという事ですね。
本当に正しいかどうかという見極めが大事です。
投資やギャンブルをする人はこれを頭に入れておくだけで自然とブレーキがかかって失敗のリスクが抑えられます。
だからといって実行するのは結構難しい事です。
人間の心理は良く出来ていて、意識していないとどんどん都合のいいように解釈してしまいます。
心を無にすることが出来れば成功する確率がグンと高くなるので、目指すところは無かもしれませんね
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