ある日突然会社が無くなったら、あなたならどうしますか?
おはようございます。MA-YANです。
ある日突然会社が無くなったら…
皆さんそんな事を考えたことは一度はあるのではないでしょうか?
実際に体験した!という方は多くないと思いますが、
私は体験した事があります。
昨日夢に当時のことが出てきて、懐かしくなったので書いてみようと思います。
※特定を避けるため多少の脚色は加えますのでご了承ください。
経緯
当時私は、いわゆる町のバイク屋さんというところでバイトをしていました。
地域密着で、そこそこの歴史がありました。
当時人気だった某メーカーのバイクを専門的に扱っていたため、繁盛していました。
経営状況も悪くなく、オーナーも従業員もお客様も皆さん良い人ばかりでした。
そこでの付き合いが3年ほど経った頃でしょうか。
少しづつ変化が起き始めました。
オーナーが店に来る回数が少しづつ減ってきたのです。
その時は、オーナーが従業員に店を任せてくれるのかな?などと悠長に考えていました。
しかし、だんだんと来る回数が減っていくにつれオーナーが店にいないため、重要な経営判断に必要な時に困るようになってきました。
そのうえ、基本的にオーナーが店長だったので、明確に店長が不在の状態では、従業員も自分で勝手にいろいろ判断するようになっていったのです。
だんだんとお客様に迷惑かけることも出始め、従業員同士も険悪な感じになっていました。
そして従業員が1人辞めたころ、もう一度原点に戻って頑張ろうという事になり、私もちょうど就職の時期だったので、ここの店で頑張っていこうと思っていました。
しかし、オーナーが来る回数が減っていたのは別の事業を始めたためです。
バイク屋そっちのけで新しい事業に集中していたのです。
そしてある日会社が潰れました。
店に行くと、目張りをされて何重にも鍵をかけられていました。
中にはお客様のバイクも残ったままのはずです。
当然何度オーナーに連絡しても繋がりません。
オーナーが始めた別の会社に行ってもシャッターが閉められ、誰もいません。
こうして私はある日無職になったのです。
幸い1ヶ月で次の就職先が決まったので良かったのですが、なかなか貴重な経験をしました。
その後、オーナーはお客様に訴えられていたようですので、因果応報というやつですね。
教訓
・予兆は必ずある
潰れる時はえてして予兆があるはずです。
変化が起こっている状態を客観的に冷静に見る事で
回避する方法があるかもしれません。
・必ず弁護士に相談しよう
私は会社無くなった時にすぐに警察に行き、相談しました。話もきちんと聞いてくれましたが、民事のことなら弁護士に相談してみたら?と言われ、市役所の無料法律相談や法テラスの無料相談へ何回も足を運びました。無料相談の枠でも、的確にアドバイスしてくれます。
・働いている時に証拠を集めておこう
働いているうちから、雇用契約書のコピーやタイムカードのコピー、就業規則のコピーなど証拠になりそうなものは集めておきましょう。
私は雇用されていたという証拠になるものがほとんどなく困りました。
・失業保険などの補助金を確認しよう
これは言わずもがなですが、失業保険や、他にももらえる補助金がないか調べましょう。
・次にどうするかの行動を最優先しよう
会社無くなったら、まずどうしようという気持ちが最初に来ると思います。
次に来る感情は怒りです。
怒り、憤り、恨みという感情に支配されます。
これはしょうがないと思います。
大事なのはその後です。
訴えてやるという気持ちは当然ありますが、そっちばかりに気を取られると次に自分が取るべき行動を見失います。
当然、お金を稼がないと生きていけません。
次の就職先や食いぶちを見つけることが1番優先です。
これは経験者として覚えておいてほしい事です。
まとめ
以上私の経験を踏まえて書いてみましたが、誰もが経験する可能性があることだと思います。
これからの時代、終身雇用で生きていける人の方が少ないと思いますし、企業もある意味洗練されて、淘汰される会社もどんどん増えると思います。
いざという時のためにも、どうやって生きて行くか、どうしていくべきか一度考えてみるのもいいのではないでしょうか?