こんばんは
MA-YANです。
ポンド取引をしている人にとって見逃せないのがイギリスのEU離脱問題(ブレグジット)
先週はポンド円が137円台まで一気に回復してトレードしている人にとっては阿鼻叫喚の1週となりました。
ここに来てイギリスのブレクジット問題が一見泥沼化しているようですが、抵抗はすれど、結局離脱自体はされるのでしょうね。
どこを落とし所とするかというのがポイント。
離脱時期が10月末になるかどうかというところが争点になってくるわけですが…
そもそもイギリスがEU離脱するべきという話に繋がったのは移民の問題から。
まず、EU加盟国は28ありますが、このEU加盟国である限りはEUで決められたルールに従う必要があります。
協定ともいうべきでしょうか。
イギリスではEU内でも移民が多く、その数は2010年ごろから右肩上がりに増えていました。
そして、移民が増えるという事は人口が増えるという事であり、インフラや福利厚生にかかるお金がより増えるという事。
つまり、お金がかかります。
EU加盟国である以上はEU内のルールに従わないといけないわけですから、移民の拒否が出来ないわけです。
本来移民が増えすぎたと思えば制限すればいいだけなのですが、EU加盟国であるがゆえに拒否が出来ない。
ゆえにEUのルールに縛られずに自分達の好きにやる為にはEUを離脱する必要がありました。
その為2016年にイギリスはEUからの離脱を決めたわけです。
日本では移民の受け入れというのが一般的ではありませんので馴染みがないかもしれませんが、海外は移民というのは珍しいものではありません。
日本もたびたび移民の受け入れを議論していますが、移民の受け入れに対しては否定的。
やはりリスクが大きいですからね。
経済という面でも、現在アメリカをはじめ世界的に景気後退が懸念されています。
経済的な問題に対して、イギリスは自分達で景気対策をやりたいという思惑があります。
EUであれば基本的にEUの枠組みの中で行動をしないといけません。
特にイギリスは国としても大きな影響力があるので私はEUにいる意味はあまり無いと思っています。
世界的な市場規模でいってもイギリス市場は世界一と言えるほどの市場。
イギリスがEUを離脱すればポンドの価値も上がるでしょう。
EUにも多額の金を出してますし、デメリットがメリットを上回ってしまったような形。
現在離脱に向けての合意の落とし所で揉めている最中ですが、今週が山場かもしれませんね。
MA-YANでした。