ライフエッセンス

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バイク業界はなぜ斜陽産業なのか その2

前回の続きです

前回記事はこちら↓

今回は業界を取り巻く問題点を書いていきます。

※あくまで私が勝手に思っていることです。

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  • 店の問題

これはとても重要です。

 

バイクに限らず、普段生活していく中でいい店悪い店の基準というのは、人それぞれあると思います。

 

だいたい共通しているのはサービスが良いとか店員さんの笑顔とか店の雰囲気とかでしょう。

 

やはり人気の店はお客様の事をきちんと見ています。

だからきめ細かいサービスを提供できるのです。

 

バイク屋でも同じで、やはりお客様のことをよく見ている店はずっと続いて人気もあります。

 

しかしその陰に隠れて明後日の方向を向いている店も結構あります。

私の経験上、経営者がバイクに興味ないところは顕著です。

 

方向性が明後日を向くと従業員の意識にも当然影響が出ます。

会社に不満を持つと一気に転落です。

たいていバイクが売れないのは客が悪いとか景気が悪いとか業界が縮小しているからなどと何かのせいにしたがります。

 

営業スタイルも待ちになります。

 

売る気がなさそうに見えたり、商品知識が乏しかったりなど自分が売っている商品のことが好きじゃない、自信がないと良さは買う人にも伝わりませんよね。

 

  • 従業員の問題

これからバイク業界で働きたい人にもぜひ読んでほしい。

 

これを読めばバイク屋で働く気を無くすかもしれませんが。

 

まずどこも人手不足です。

 

先ほど従業員のモチベーションに関して少しふれましたが、バイク屋で働く人はバイク好きでないとやっていけません。

 

第1に給料が安い

バイク好きなら多少安くてもバイク業界で働けるなら金額は気にしないと思う人はいると思います。

…本当に安いですよ?

私は某ディーラーで工場長という立場でしたが、年収は大手企業大卒の初任給クラスですw

ボーナスなんて出ません。

もちろんそこそこの給料が出る店もありますが、それは一部です。たいてい安いのです。

人の命を預かって神経をすり減らして働いても、安いのです。

 

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第2に休みが少ない

これはガチ

どこも共通してます。

年100日休日あれば泣いて喜びましょう

 

第3に長時間労働

これは店によってばらつきはあるかもしれません。

最近は残業なども厳しくなっていますし、いい方向に向かいつつあると思います。

しかし基本的に1日10時間は働くと思います。

ここ数年はやってませんが、昔は午前様も当たり前でした。

 

  • 客側の問題

合う店を見つければいいと思います。基本的にバイクが好きで来てくださる人達なので、いい人達ばかりです。

ですが、理不尽な要求をしてくる人達も多いです。

工賃をタダにしろ!

これもあれも値引きしろ!

故障を無料で治せ!

部品交換でも当然のように無料だと思ってる人とか、保証切れでもゴネて無料にしようとする人、挙げ句の果てに自分で持ち込んだ部品が壊れて無料で交換しろと言い出す人もいます。

店はサービスの対価としてお金を頂いています。

お金頂いている以上きっちり仕事はします。

ですからお金払いたくない人は自分でなんとかしましょう。

 

  • 構造的な問題

バイク屋の収入源は

バイクを売る、修理する、バイクの買取、保険

だいたいこの4つです。

修理は基本儲かりません。買い取ったバイクを横流しするのが1番利益上がります。

修理に対する構造を見直さないと変わらないと思います。

 

  • まとめ

みんながバイクに対する情熱を持ってれば大丈夫だと思う

 

やっぱりバイクが好きという気持ちが1番大事だと思います。乗る人も売る人も。その気持ちがあれば狭いコミュニティでも生き残り続けられるはず。

 

つまり言いたいことは…

 

これからもみんなでバイクのろーぜ!