こんばんは。
今日は立って過ごす事が健康にどれほどいい影響があるのか考えてみたいと思います。
数年前から、立って過ごす事は座っているよりも健康にいいと話題になり、そこから企業がスタンディングデスクを導入したりといったことが進んでいるようです。
そもそも立って過ごす事は健康的なのか
という疑問に思う方もいるかと思います。
結論から言えば、座っているよりも立っている方が健康にいいです。
理由としては、消費カロリーの問題
アメリカの研究者によると、座って過ごす時の消費カロリーは、座って過ごした時の消費カロリーよりも1分あたり0.15kcal多いそうです。
この0.15kcalという数字だけでは、いまいちピンと来ないですよね…
例えば、1日あたり8時間立って仕事をしていたとすると、一日中座って仕事をするよりも72kcalも消費カロリーが増えるというわけです。
72kcalというのは、だいたいバナナ1本分くらいのカロリーです。
1日立っていてバナナ1本分しか消費出来ないの?と思ったあなた!
じっと立っているだけで72kcalも多く消費出来るんですよ?
座っている時と同じ生活をすればその分ダイエットにもなります。
これは大きなメリットでしょう。
普通はじっと立ってられる人の方が少ないですし、左右に体重移動したり、足踏みしたり、歩きまわったりとするだけでさらに多くのカロリーを消費する事が可能です。
立って過ごすことのメリットは消費カロリーだけではありません。
生活習慣病や体の歪みの予防にもつながるそうです。
立っている事で筋肉の活動量が増えれば、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの発症リスクの低減にもつながるとも言われています。
そもそも人間の体は立つことを前提に出来ています。
座った状態でいること自体が体にとって負担になります。
座った状態では、背骨のS字アーチが崩れることになり、肩こりや痛み、座骨神経痛などを引き起こしやくなります。
背骨が歪むと体のバランスが悪くなり、余計に痛い場所が増えたりと悪循環です。
デスクワークが多い方は背中や肩が慢性的に凝りがちですが、単に同じ姿勢でずっといるからというだけでなく、背骨にも負担がかかっているという事です。
筋肉的な話になりますが、立っている事で使う筋肉は、太もも、お尻、腹筋、背筋といった大きな筋肉です。
中でも足の筋肉は筋肉量が半端じゃありません。
体を支える足の筋肉が弱ってしまうと、上半身の筋肉も衰えがちになりますし、将来的に足腰が弱るキッカケにもなってしまいます。
立つ事のデメリット
一部の研究では、ずっと同じ姿勢で立っている事によって、疲労感やストレスに繋がることがあるようです。
しかし、これはずっと同じ姿勢でいることによるデメリットと言えるため、適度に体を動かせば問題ないでしょう。
日常動作とNEAT
みなさんニートって知ってます?
これは、運動ではない日常生活で発生する熱量の事
で、その意味の通り、運動とは言わない普段無意識にやっている日常動作で消費するカロリーの事です。
立ったり座ったり家事をしたりと日常動作の範囲内でも、意識して動けば消費カロリーは増えるという事です。
つまり、座ったりする時間を減らして、このNEATを意識すればそれだけで健康に繋がり、ダイエットも出来るというわけ。
まとめ
現代では、肉体労働もだんだんと減り、交通手段も豊かになり、日常の中で立ったり歩いたりする機会は減っています。
しかし、人間は本質的に立っている状態が基本設計なのは昔から変わっていません。
日常から立って過ごす事を意識していけば、将来の健康にも繋がります。
私は健康は日々の積み重ねだと思っています。
1日で健康にはなりません。
年齢と共に、肉体も衰えるのは必然です。
年齢を重ねた時に、年齢以上に若さを保つためにも日頃から健康は意識していきたいですね。