こんばんは。
今日は昔話をしようと思います。
今も心に刻んでいる失敗の思い出です。
私が20の頃の話です。
当時私は一人暮らしをしながら専門学校に通っていました。
そしてパチンコやスロットといったギャンブルにハマっていました。
それはもう毎日毎日学校行ってはパチンコ行ってを繰り返す毎日でした。
まさにギャンブル依存のような状態でした。
バイトしたお金はパチンコに使いまくっていました。
もちろんバイクに乗っていましたが、バイクにかけるお金よりパチンコにつぎ込むお金の方が断然多かったのです。
そんな生活してお金は持つの?
という疑問に思う方もいるでしょう。
もちろん持ちません。持つわけありません。
しかし、タチの悪いことに、負ける金額と勝つ金額はともに絶妙なバランスが保たれていました。
平均すると月で4から5万円減っているくらいのイメージです。
もちろんバイトをして稼いだ分のお金を減らしているので生活が苦しくなります。
2週間100円で過ごした時もありました。
お金が無いと生活できないので家の中にあった物を売って足しにしたり。
しかし、物を売るのも限界があります。
売るものが無くてはどうしようもありません。
最後に売ったものは今でも忘れません。
私が大事にしていたエッチなDVDです
当時相当悩みましたが、背に腹は変えられぬと売りに行ったら10本くらいで2000円でした。
しかし、その足でパチンコ屋に行ってしまったのです。
この2000円でもっと高い金額を取り返すんだ!と。
結局ものの5分もかからず全部無くなりました。
あれだけ悩んで手に入れた2000円すらも大事にできないなんてと、自分の不甲斐なさに涙が出ました。
人間は損失にはいくらでもリスクが取れる生き物だと実感しました。
普通はそこまでになったらパチンコやめると思いますよね?
やめれないからギャンブル依存なんです。
あれだけ後悔した後でも、いつか取り返せるという根拠のない自信と、また稼げばいいという後ろ向きな前向き状態でした。
そしてまたバイトをしてはパチンコに行くという生活を続けるのです。
本心ではこんな生活辞めたいと思いながら。
辞めたいと思いながらもその後もパチンコに足を運び続けました…
そんなクズ人間だった私ですが、唯一褒められるとすれば、借金だけはしなかった事
きっと借金していたら歯止めが利かず今ごろ転落人生まっしぐらだったと思います。
借金をしなかった事だけは良かった事ですが、今となっては貴重な時間をどれだけ無駄にしたのかという後悔が残りました。
ギャンブルを辞めれた理由
底辺の生活を送っていた私ですが、21の時にはギャンブルをスパッと辞めました。
あれだけパチンコやスロットにハマって依存していた私がなぜ辞めれたのか?
最初のきっかけは自分への失望です。
ギャンブルを辞めたいと思いながらもパチンコへと行き続ける自分。
そんな自分が嫌でどうにかしたいと思ってました。
思っていながらも自分では辞めれません。
しかし、パチンコに行きながらもパチンコを打つのが苦痛になっていました。
ここでまだパチンコが楽しいと思っていたらやめる事は出来なかったでしょう。
結果的にやめれたのは欲しいバイクが出来たからです。
当時私はカワサキのGPZ900Rというバイクに乗っていました。
当時は旧車が好きだったのですが、他に欲しいバイクができたのです。
カワサキのZX-10Rというバイクです。
私が乗っていたGPZ900Rを下取りにしても追い金で40万ほどが必要でした。
しかし、いくら欲しくてもパチンコ漬けの生活をしていた私には貯金なんてありません。
無い物はいくらねだっても買えません。
お金を稼いで貯めないと買えません。
ここでようやく私はパチンコに行ってる場合ではないと悟ったのです。
とはいえいきなりパチンコに行くのをやめれるわけではありません。
「パチンコでいくら勝ったらバイクが買える」とかそんな皮算用ばかり考えて誘惑に負けそうになっていたのです。
しかし、心が折れそうになったときは欲しいバイクの事を考えてました。
私は毎日欲しいバイクの写真を見たり、ネットで調べたり、買ったらどういう風にカスタムするとかサーキットで走るとかそんなことばかり考えて、パチンコに行く余地を削っていったのです。
そしてパチンコに行く回数が週1回になり、2週に一回になり、月一回になり、そして全く行かなくなりました。
こうしてバイクのおかげでギャンブルを辞めれたのです。
まとめ
世の中にはギャンブル依存で苦しんでいる人がたくさんいます。
ギャンブル依存は病気と一緒です。
自分の力だけで辞めるのは余程の意思がないと難しいです。
私はなんとか辞めることが出来ましたが、それでもかなり苦しみました。
家族がいる人であればもっと大変でしょう。
家族が辞めろとうるさく言い続けても本人に届かないかもしれません。
本人が辞めようと強い意志を持って、周りがそれをサポートしていかないとうまくいかないと思います。
カウンセリングを受けたりするのも有効だと思います。
しかし、結局は本人の意思が一番大事なのです。
ギャンブルは娯楽ですが、ギャンブルに支配されてしまうのは本末転倒です。
本人が一番気づかないといけないのです。
ギャンブル依存に苦しむ人が1人でも多く立ち直れることを願って。
最後まで読んでいただきありがとうございます。