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優しくわかる逆イールドカーブと景気後退の関係性

こんにちは。

今日は朝からハイエースの修理でディーラーに行ってきたわけですが、代車がアクアでした。

何の変哲も無いちっさな車なのですが、リッター25キロくらい走ったので、燃費が良いことに驚いたMA-YANです。

 

さすがハイブリッド。

私のハイエースはガソリン車なのですが、街乗りだとリッター7キロくらいなので羨ましい限り。

しかし、視界の高さと積載量ではやはりハイエースが1番です。

早くハイエース戻ってきて。

 

さて余談が長くなりましたが

今日は逆イールドカーブと景気後退の関係性について

優しく説明していきます。

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初めに、逆イールドカーブとは何かというところから

そもそもイールドカーブというのは、利回り曲線の事。

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産經新聞HPより引用

 

債権市場では、通常のイールドカーブは、長期になればなるほど金利が高く、短期になるほど金利が低い状態という関係です。

普通に考えればそうですよね。

2年預けたお金よりも10年もの間預けたお金の方が金利高いと思うじゃないですか?

そうじゃないと10年預けるメリットがないですものね。

 

しかし、先日米国債利回りで2年国債と10年国債金利が逆転をしました。

つまり、2年国債の利回りが10年国債の利回りを上回る逆転現象が起きたわけです。

 

このように短期金利長期金利が逆転する曲線を描く事を逆イールドカーブというのです。

 

ではこの逆イールドカーブが発生する事がそんなに困るのか?

今回大きく騒がれているのは理由があります。

もともとこの逆イールドカーブ自体はめちゃくちゃ珍しいわけではないのです。

 

例えばここ2年以内には、3ヶ月物と10年物の逆イールドが発生していますし、2年物と5年物の逆イールドが発生しています。

しかしそれほど取り沙汰されてませんよね。

 

そして、今回2007年以来12年ぶりに2年物と10年物の逆イールドが発生したわけです。

 

この2年物と10年物の逆イールドが発生したのは過去3回あるのですが、いずれもその後景気後退が起きています。

 

その為今回2年物と10年物の逆イールドが発生した事で、今後の景気後退が懸念されて騒がれているという事なんですね。

 

そして、逆イールドが発生したから今後景気後退するのか?

というところについてなんですが、私は景気後退すると思っています。

 

しかし、FRBを始め、今回は景気後退の前触れではないという意見も多いです。

理由を見ていると、過去の逆イールドと違うのは金利の上昇が伴っていないからという事。

 

確かに金利引き上げが伴っていないというのは、金利引き上げの副作用的な反応はないかもしれないが、市場は景気後退の前触れではないという事をそう簡単に鵜呑みにするだろうか?

 

少なくとも、市場参加者はこの逆イールドカーブが発生した事で、景気後退のリスクを回避しようという行動に出る可能性があり、それきっかけで景気後退につながる可能性は大いにあります。

 

人は予測や欲求を実現させようと無意識に行動する特性があるので、景気後退するかもというバイアスがかかればかかるほど、また意識する人が多ければ多いほど景気後退リスクは増えていきます。

 

そして、過去の逆イールド発生時には、この逆イールド発生した後は米国株が上がりその後景気後退が起きています。

ちなみに過去の逆イールドカーブ発生から景気後退までは平均約一年半程の猶予がありました。

その為すぐに景気後退する可能性というのは少ないと思われます。

 

そして、何度もブログで言っていますが、トランプ大統領は自分の任期の間はなんとか米国株は高く保ちたいであろうから、少なくとも任期満了前までは何とか抑え込むと思います。

 

その後

景気後退が始まる…のかもしれない。

 

もちろん景気後退しないかもしれないし、予想する事に意味はないんですけどね笑

 

ともかく、こういう事があったという事を頭に入れて、シナリオをいくつも考えて最悪を想定しておけば、慌てる必要も無いのかなと思っています。

 

もっとも、私個人としては、景気後退が来ても良いと思っているので、そんなに深刻視はしていません。

ただ、来るべき時に備えてまだまだ種銭は全然足りないので、もうちょっと待ってほしいかな笑

 

というわけで今日は逆イールドカーブと景気後退の関係性についてお話しましたが、皆さんにわかってもらえたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

MA-YANでした。