こんばんは。
MA-YANです。
タイトルから汚い言葉ですみません。
今日は心と脳科学の話
といっても難しい話ではないので、気楽に読んでください。
最初に少し余談を。
私は本が好きで、よく本屋さんに行きます。
特に用はなくても行くあてが無くなったら本屋さんに行こうという感じ。
いろいろ見て気になった本があれば買っています。
平均すると月5冊くらいでしょうか。
ジャンルは経済や自己啓発、哲学的な物が多いのですが、最近脳科学や健康に関する本も読んだりしています。
その中で脳科学と心の関係について興味深い話があったのでシェアしていきたいと思います。
ストレス社会と心の病
現代日本はストレス社会と言われています。
日本人の5人に1人の割合で精神疾患を患っていると言われています。
そして、ガンなどと並んで精神疾患が5大疾患に入っているほど無視できない病となってきているのです。
とはいえ、うつや不安障害などの精神疾患は、だらけているだけ、甘えなどといったうがった見方をされる事もある為、もっと社会的に理解される必要があります。
みなさんも知らず知らずのうちに精神疾患が体の不調をきたしているかもしれません。
決して他人事ではないわけです。
不安はどこから来るのか
体と心は相関関係にあります。
つまり
体が健康でなければ心も健康であるのは難しく
また、心が健康でなければ体が健康である事も難しい。
心と体は運命共同体です。
この心と体のバランスがうまく保たれることによって健康というものが成り立つのです。
例えば、自立神経失調症という病気があります。
しかし、この自立神経失調症という病気は定義が非常に曖昧なものであり、医者であってもほかの精神疾患と区別するのが難しかったりします。
自立神経失調症というのは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れる事で引き起こされます。
原因はストレスや寝不足、不規則な生活など様々な要因がきっかけとなるのですが、この自立神経失調症はほかの精神疾患も誘発しやすく、精神疾患を抱えている人は、複数の精神疾患を同時に発症しやすいと言われています。
脳科学と心の声
不安やパニックといった精神疾患は、心や体からの警告と言えます。
その為、ある意味正常な反応な訳です。
脳科学的な話をすると、人間のすべての考えや印象というのは、シナプスの結合によって保存されるのです。
感情が強ければ強いほど保存されやすいので、パニックや不安といったネガティブで強烈な体験というのが印象に残り、このネガティブなイメージが多ければ、ネガティブなイメージというのが印象に残りやすくなり、ポジティブな印象というのが保存されにくくなるわけです。
その為、ポジティブなイメージを印象に残しやすくする訓練をしないといけないという事。
ポジティブなイメージを持つ訓練のやり方としては
ビジュアライゼーション
という方法が有名です。
このビジュアライゼーションというのは、達成したい自分の姿や目標といったものを頭の中で具体的にイメージをして、あたかも現実で達成したかのように感情まで想像する事が重要です。
脳は現実と想像の区別がつきません。
錯覚するのです。
そのためビジュアライゼーションという方法を使って、脳を騙すのです。
嫌な思い出は忘れるべきか
人間の脳は印象が強いものほど記憶が残りやすくなります。
皆さんも嫌な記憶というのがいくつかあるでしょう。
よく嫌な思い出は早く忘れようという話がありますが、嫌な思い出を忘れるために嫌な事を思い出さないといけなかったり、無理して忘れようとする事が余計にネガティブなイメージを増長させる可能性があるのです。
忘れたいと思う思い出はそっとしとくのが良い。
ドイツの医者で作家、コメディアンでもあるエガート・フォン・ヒルシュハウゼンという人がいるのですが、この人が言っていた例えが印象的でした。
「子供時代はクソだったかもしれない。
だからといってクソの入ったおまるを膝の上に乗せて2年間かき回したところでどうなる?
間違っても金なんか出てきやしない。
クソはクソのままだ」
例えは汚いですが、なるほどなと思うところです。
うまく脳を騙して使っていけるようになれば、幸せでしょうがない人生になるのかもしれません。
まずはビジュアライゼーションなどの脳トレをやってみるのはいかがでしょう?
MA-YANでした。